●5日、中国が領土問題に関する動きを活発化させている。東シナ海、南シナ海、カシミール地方とその動きは多岐に及ぶ。写真はパラセル諸島に建てられた中国の主権を示す石碑。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年5月7日 8時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72025&type=0
尖閣諸島、南シナ海、カシミール地方
……領土狙う中国の動きが活発化―米紙
2013年5月5日、新華網によると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは2日、中国が領土問題にかんする動きを活発化させていると報じた。
4月23日、尖閣諸島付近の日本領海に中国の巡視船8隻が侵入した。
日本の民間団体、「頑張れ日本!全国行動委員会」のメンバーらを乗せた漁船を追走。国家海洋局は中国領土に対する侵犯を挫折させたと発表している。
また、同日には尖閣諸島付近に中国の軍用機40機が飛来している。
中国の行動はこれだけではない。
4月にはベトナムの抗議を押し切り、パラセル諸島(西沙諸島)へのクルーズ・ツアー旅行を開始。
領有権をアピールした。
3月には南シナ海で操業中のベトナム漁船を攻撃し炎上させたほか、マレーシアと領有権を争う曾母暗沙で、軍艦4隻による演習を実施した。
また、インドと領有権を争うカシミール地方でも、4月、中国兵がインド側の主張する実効支配線を越えて侵入。
野営地を設営した。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年5月11日 19時33分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72185&type=0
<尖閣問題>
一寸たりとも譲歩してはならない、退役少将が「尖閣不要論」に反論―中国
2013年5月3日、環球時報(電子版)によると、中国の軍事評論家、羅援(ルオ・ユエン)退役少将は環球網主催のネットユーザー交流会に参加。
「尖閣諸島不要論」に反駁した。
ネットユーザーから寄せられた質問は以下のとおり。
「現在、中国の外部情勢は複雑な時期です。
尖閣諸島には価値がないとして、尖閣諸島と南シナ海の防衛を訴える愛国将軍を批判する人も一部にいます。
こうした現象をどうお考えでしょうか?」
羅退役少将の回答は以下のとおり。
それは一部の、ごく少数の人々の立場だ。
中国の喫緊の課題は戦略的チャンス期間の確保であり、10年間待って中国が発展した後に領土を回復しても遅くはないと一部の人は考えている。
それなりの道理はある意見だが、問題は他国が中国に10年間の戦略的チャンス期間を与えるかどうか、だ。
我が国が発展している時、他国もまた発展しているのだ。
しかも近年の
中国の成長は人口ボーナスに頼り、環境や土地を犠牲にした上での粗放な発展
だった。
すでに成長のリソースはほとんど食い尽くしてしまった。
今後もこれまで同様の高成長ができるだろうか?
しかも海洋資源の問題は時を待たない。
他国が略奪すればそれだけ減ってしまうのだ。
我々は子孫のことを考えなければならない。
国内と国外、双方の大局を安定させなければ、内部の問題が海外との問題につながり、あるいは対外的問題が内部の矛盾を引き起こすことになるだろう。
もう一つ、
「尖閣諸島は荒涼とした無人島であり、GDPも税収も生まない。
なぜこんな小島のために日本人とつきあえないのか」
という意見もあるが、こうした考えは戦略的な近視眼の持ち主と言うべきだろう。
我が国の漁民は尖閣諸島近隣で多くの魚を捕り、また中国は東シナ海の春暁ガス田で多くの天然ガスを採掘している。
付け加えるならば、尖閣諸島が現在、GDPを生まないとしても、今後もそうだと言い切れるだろうか。
かつては多くの人々が新疆ウイグル自治区は不毛の地だと言っていた。
だが今や新疆は中国でも最も富裕な領土の一角となったではないか。
故に尖閣諸島は決して荒涼な無人島などではない。
我が国は尖閣諸島を一寸たりとも譲ってはならない。
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【「悪代官への怒り」】
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